国際対応
国際会議関連
・2024年8月25~30日に開催される第27回国際昆虫学会議(ICE2024KYOTO)の成功に向け、以下の規定に基づき準備を進めています。
第27回国際昆虫学会議組織委員会規程
- 日本昆虫科学連合(以下,連合)内に第27回国際昆虫学会議組織委員会(以下,本委員会)を置く.
- 本委員会は「第27回国際昆虫学会議(XXVII International Congress of Entomology; ICE2024)」開催のために必要な活動を行う.
- 本委員会は委員長及び若干名の委員をもって構成する.委員長は,連合代表が総会の承認を得たうえでこれを委嘱する.委員は連合加盟団体の会員とし,委員長がこれを委嘱する.委員会には副委員長,事務局長,会計を置く.委員長,副委員長,事務局長,会計はそれぞれ,第27回国際昆虫学会議の議長,副議長,事務局長,会計を兼ねる.本委員会の組織及び構成員等の詳細は別紙として整備する.
- 本委員会の事務局を以下に置く.
〒 606-8502 京都府京都市左京区北白川追分町京都大学大学院農学研究科内 - 委員長及び委員の任期は,第27回国際昆虫学会議の運営に関する連合への終了報告が完了するまでとする.
- 委員会は必要に応じて委員長によって招集され,審議を行う.
- 委員会の活動資金は第27回国際昆虫学会議開催に関わる経費から支出する。この経費は特別会計で管理するものとし,会計年度を1月1日〜同年12月31日とする.定期的に連合の監査による閲覧を受けるものとする.
- この規程は連合総会の議決を経て変更することができる.
付則 本規程は,2020年 11月1日より施行する
改正.2022年6月18日.総会承認.
第27回国際昆虫学会議招致委員会規程
- 日本昆虫科学連合(以下,連合と呼ぶ)内に第27回国際昆虫学会議招致委員会(以下,本委員会と呼ぶ)を置く.
- 本委員会は「第27回国際昆虫学会議(XXVII International Congress of Entomology; ICE2024)」の日本開催招致のために必要な活動を行う.
- 本委員会は委員長及び若干名の委員(うち1名は会計責任者)をもって構成する.委員長は,連合代表が総会の承認を得たうえでこれを委嘱する.委員は委員長が連合加盟団体の会員から推薦するものとし,連合代表がこれを委嘱する.
- 委員長及び委員の任期は第27回国際昆虫学会議の開催地決定の日までとする.
- 委員会は必要に応じて委員長が招集し,審議を行う.
- 委員会の活動資金は特別会計で管理するものとし,定期的に連合の監査による閲覧を受けるものとする.
- この規程は総会の議決を経て変更することができる.
付則 本規程は、2018年 2月4日より施行する.
・2024年8月25日から8月30日にかけて第27回国際昆虫学会議(ICE2024 Kyoto)が国立京都国際会館にて本連合と日本学術会議により共同主催されました。82の国・地域から4,278名(海外2,957名、国内1,321名)の参加がありました。全部で205のセッション(口頭176、ポスター29)が設けられ、2,817の講演(口頭1,752、ポスター1,065)が行われました。開会式では秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、厳粛ではありましたが和やかな雰囲気の中で式典が執り行われました。秋篠宮皇嗣殿下からはおことばを賜りました。悠仁親王殿下は客席側で御出席になりました。御来賓として内閣府特命担当大臣と京都府知事、京都市長が出席され、御祝辞をお三方から頂戴し、内閣総理大臣のメッセージが御披露されました。開会式には2,282名の参加がありました。
・国際昆虫学会議の評議員に日本から3名が選出されました。
日本昆虫科学連合 加盟団体代表者の皆様
2024年8月に国立京都国際会館で開催されたICE2024 Kyotoではご協力を賜り、ありがとうございました。
ICE2024 Kyotoの期間中に開催された国際昆虫学会議の評議員会で深津武馬先生が今期の評議員に再任され、志賀向子先生が新評議員に選出されたことが、8月30日の閉会式で公表されました。国際昆虫学会議の評議員は従来、日本からは1名だけでしたので、評議員が2名になるのは史上初めてのことでした。また、志賀先生は日本から初の女性評議員となりました。さらに、Walter Leal先生(評議員会会長)から11月25日にメールで御連絡を頂戴し、松浦健二先生が評議員に新たに選出されたとのことです。これで日本からの評議員が3名になりました。
深津先生はSpecial Advisorとして、志賀先生はVice Presidentとして、松浦先生はSecretary Generalとして、それぞれICE2024 Kyotoの組織委員会の中で重責を担われました。組織委員会が評議員会と連携しつつオールジャパン体制で取り組むことができたので、ICE2024 Kyotoは成功したのだと思います。閉会式では、評議員の先生方がこの成功を極めて高く評価してくださっているとのことでした。この高評価が日本からの評議員の増加につながったと考えます。この状況は、国際昆虫学会議における日本のプレゼンスが高まったことを示していると思います。
皆様のご協力に感謝しご報告申し上げますとともに、本連合の活動に引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。
日本昆虫科学連合代表
阿部 芳久